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優生保護法問題の政治的早期・全面解決を求めるメッセージ

 過日3月21日(木)に行われた「優生保護法問題の政治的早期・全面解決を求める3.21院内集会」(https://www.kyosaren.or.jp/seisaku/media/23416/)に賛同メッセージを寄せました。配布資料掲載のメッセージをブログにも転載して表明します。

 

 私は本日、一人の愛国者、一人の保守主義者としてこの場から発言します。私は先天性の難病を持って生まれた重度障害者です。私の心と体は、あなたと同じように痛みを感じます。私はあなたと同じように、誰かを愛し、誰かに愛されて生きる人間です。あなたも、わたしも、人間はみな、明日に希望を持ち、健やかに生きていくことを望んでいるでしょう。国家によって不当なレッテルを貼られ、命の価値を否定され、体と心を無残に傷つけられ、自分で選んだのではない余計な痛みと苦しみを抱え、放り出されて、失ったものを返してもらえないままの人間が、どうして人生に誇りと、希望を持ち続けられるでしょうか。この訴えを起こした障害者が国の法律によって奪われたものは、あなたとあなたの子どもたちがごく当たり前に持っているはずの、とても大きな希望と誇りでした。その代わりに与えられたのは一生つづく体の不調だったのです。

 私たち人間は、あやまちをおかします。でも、あやまちを認め、正せば、むしろ誇らしく前へ進んでいくことができます。過去のあやまちを正し、国としてあるべき正義を言葉にし、実行することで初めて、日本の誇りと希望を取り戻すことができるのです。この訴えは、わたしたち、そして日本という国、そしてあなたが、正義と公正を重んじる日本人としての誇りと希望を取り戻すための、私たち日本人のための機会なのです。どうか、私の愛する日本が、人間の尊厳を毅然として守り抜く国である、というごく当たり前の強靭な国是を、今こそ堂々、証明してください。

 私は一国民、一納税者として、公正公平の精神の元に、優生保護法被害者への賠償決定がなされることを強く望みます。 市川沙央

 

最新の動きは優生連のサイトをご覧ください。→https://sites.google.com/view/yuuseiren/home