Rejoice!@hatena

GOETHE、Pen、GQ、家庭画報に載りたい作家・市川沙央のブログです / 美術館・展♡

10月and11月のお仕事

お知らせが……遅すぎてお知らせのていをなさず……すみません……マイペース……

 

文學界2025年11月号に『女の子の背骨』刊行記念特集を組んでいただいています。おまえ……自分を特集いただいている号のお知らせが……遅すぎる……スミマセンホントウニスミマセン……マイペース……しかし店頭で買い逃したそんなときこそ電子書籍かも‼︎

朝比奈秋さんとの対談and岩川ありささんにロングインタビューしていただいております。

掌編「Pow(d)er」は文芸ブルータス掲載作の再録でございますが、文學界で8月号のショートショート特集から続けてお読みいただいた方には掌編「運」とのつながりがお楽しみいただけるかと思います。矢車先輩シリーズ。

 

 

この週刊現代に『女の子の背骨』著者インタビューを載せていただいています。

 

 

新潮2025年12月号に書評委員をつとめた「私の書棚の現在地」最終回が載っています。おつかれさまでした!!

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新刊『女の子の背骨』発売中です。

いくつか書評をいただいています。どうもありがとうございます。以前にもブログで言いましたが、国内の書評・批評には個別に言及しない主義なので(没交渉をつらぬくことで辛口批評の土壌が復活してほしいからです)(一般読者の感想と批評家の書評を等価に感謝すべきものとして扱いたいからでもあります)、リンクや御礼は控えさせていただきます。

『女の子の背骨』収録「オフィーリア23号」における〈断片〉について

本来は評論家の仕事ですが、評論家に私の小説がそんな注目してもらえるとも思えないので先に自分で書いておこうとするんですが、断片と全体性というのは、このあたりとの関係で読むといいのではないでしょうか。

フラグメントと化した人間をそのまま表現するあらゆる芸術は、いかに陰惨な題材を扱おうとも、その断片化自体によって救われて、プラザの噴水になってしまう。全体的人間の悲惨は、フラグメントの加算からは証明されないからである。われわれは単なるフラグメントだと思ってわれわれ自身に安心する。/  悲惨も、いかなる悲惨であろうとも、断片の範囲を出ないからであり、脱出はわれわれの能力外のところにではあるが、立派にのこされているからであり、われわれの不能に酔うことと脱出に酔うこととは一致しているからである。 ――三島由紀夫『文化防衛論』

オフィーリアではそこまで言及していないが、私はベルンハルトの『英雄広場』と三島の『英霊の聲』を並べて上演したら面白いのではと思っているんです(私が和人みたいな演劇人ならば…)。どちらも絶叫で終わるようなイメージがあるので。

 

books.bunshun.jp

朝日新聞オピニオン欄に寄稿しました

奪われた「共生」の言葉 障害者なき対話に市川沙央さんは思う:朝日新聞

「共生」への取り組み強化 市川沙央さんの朝日地球会議への指摘受け:朝日新聞

 

どうせ反発・冷笑されて私が叩かれるんだろうと思っていたんですが、圧倒的に同意・賛意が多くて意外でした。

一点だけ。
この寄稿からも知的障害者が排除されているではないか、などと、知的障害の人がみなすべて純粋に知的障害だけを持っているとでも思っているらしいコメントが(さすがに数は僅少だったが)見受けられたことに、まったく困ったことだなあと私は呆れました。
朝日新聞のこの連載はとてもよいので、(そういうコメントをしてしまう方は)全回お読みになられると勉強になりますよ。

障害ある息子は施錠され、光ささない部屋に もうひとつのやまゆり園 [神奈川県] [津久井やまゆり園事件]:朝日新聞


私が寄稿で言っている「身体的弱者」とは、生活に介助やガイドが必要な人全般のことです。身体障害に起因する知的障害(重複障害)はもとよりのこと。でも元の身体がいくら健康でも、室温に合わせてエアコンを調節する認知能力がなければ身体的なダメージを受けるんです。わかりますか。歯磨きとか食事のコントロールとか、そういった自己ケアの不足の積み重ねで身体がどういうことになっていくか、わかりますよね。
私の持病の先天性ミオパチーだって、医学書に書かれる主な症候の一つに知的障害があるんですよ。そもそもが不可分なんです。
こんなごくごく基本的な前提すら1から10まで子どもにするように説明してあげないとわからないのか?

 

寄稿掲載の時系列について

 

中沢忠之さんにこういうことを言われていたので、時系列を書いておきますね。(以前から文学+note、文学+4号など購読させていただいております。こんにちは)

まず朝日新聞オピニオン編集部からの依頼は、津久井やまゆり園事件を想う時期に「共生」や「優生思想」について市川さんが考えていることを寄稿いただけないか、というものでした。やまゆり園事件のカテゴリーでは今年7月には奥山佳恵さんへのインタビューが掲載されましたが、多分その同じ流れのものではないかと思います。カテゴリーとして。

やまゆり園事件から9年 奥山佳恵さん「分けている場合ではない」 [津久井やまゆり園事件]:朝日新聞

で、じつは私の朝日地球会議2024への疑問・批判は、私としては別の媒体でちょろりと言及する予定でした(文芸誌ではありません)。それが私の体調不良のため企画ごと遅れ気味になってしまっており、世に出るのは当分先だなあと思っているところでした。
で、せっかくなので朝日新聞の紙上で堂々と言ったほうが話が早いしむしろフェアなのでは?と思いました。
「共生といえば朝日地球会議2024のこれこれこういうこと(とりあえずアクセシビリティと登壇者についてのファクト部分)を指摘しますけど、それでもいいですか?」とオピニオン編集部におうかがいしたところ、私の認識(ファクト部分)が事実かどうか等の朝日新聞社内での確認期間を経て、原稿締切が設定されました。私も体調不良で夏休みを取っておりましたので、遅いほうがよく、結果としてこの掲載日になりました。
※別の媒体で言及の予定があることは朝日新聞には伝えていません。

一年前の話をなぜ……って、そもそも『ハンチバック』にしてからが2019年に某出版社(の電子化しない作品)へのクレームをスカされた私怨をエネルギーにして書いた作品なんですから、同じことじゃないですか? 私が粘着私怨クレーマーだというだけのことです。
今回の件は怒りというよりも、『ハンチバック』後でも人文界の噛んでるイベントがこの有様とはびっくらこいたなあ、という感覚でしたが。

中沢さんの仰っているのは、去年秋の私の朝日地球会議事務局へのクレームから記事掲載までに何らかの交渉があった可能性についてだと思いますが、去年秋のメールやりとりは一般的なクレーム対応で終わっており、それっきりでした。事務局のメールドメインがイベント運営会社なので、どこまで話が届いたかわからんなと思い、今後に朝日新聞と仕事でやりとりする機会があったらそのついでに改めて内部を通してクレームを伝えようと虎視眈々と心に期していたのです。粘着質。

去年秋に朝日地球会議2024のホムペを見た私もびっくらこ!でしたが、今年の夏に突然「これを書くけど?」と言われた朝日新聞もびっくらこ!したと思いますよ。お互いにびっくらこですよ……。まあでもドンマイですよ、ドンマイ。オールドメディアにはこれからも頑張っていただかないと。

――――――(時系列の話は以上です)――――――

今年の朝日地球会議2025の登壇者ラインナップについても「改善されていない」という印象を持たれる方がSNS上で多いようでしたが、ご参考までにいちおう私の知識を披瀝しておきますと、ルッキズムを考えるセッションに登壇される矢吹康夫さんのご専門は障害学と社会学です。私が障害者表象の卒論を書いているときにご論考を読んでいました。

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(追記)さらに9月22日付で追加セッションが発表されているのを発見しました。

10月24日開幕の朝日地球会議2025 追加セッション決定 | 株式会社朝日新聞社のプレスリリース

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PRちゅうたら何だって何らかのPRじゃないですか。というわけで小説単行本新刊が出ました。よろしくおねがいいたします!

books.bunshun.jp

note.com

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追追記:

note.com

中沢忠之さんからご丁寧な応答をいただいていました。どうもありがとうございます! いえいえこちらこそお騒がせをいたしましたすみません。文学+の時評いつも楽しみにしてます。

9月26日単行本『女の子の背骨』発売です

www.hanmoto.com

衝撃の第二小説集『女の子の背骨』が文藝春秋から9月26日に発売となります。

芥川賞受賞第一作の「オフィーリア23号」と「女の子の背骨」を収録。

どうぞよろしくお願いいたします。いろんな書店のリンクがあるので版元ドットコムを貼っておこ。

8月のお仕事

文芸ブルータス

BRUTUSの文芸ブルータス(8月上旬の号ですね)に短編「Pow(d)er」を掲載いただいていました。

今売りのBRUTUS(13年ぶりの「文芸ブルータス 2025 夏」)に書き下ろし短編『Pow(d)er』を掲載いただいています。タイトル先のようでいて提出ギリギリに焦って思いついた駄洒落です。 brutus.jp/magazine/iss...

市川沙央 ICHIKAWA Saou (@ssaaoouu.bsky.social) 2025-08-09T13:18:45.153Z

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文藝春秋9月号

文藝春秋9月号の芥川賞90年企画「大好きなマイベスト」にコラムを寄稿しています。

文藝春秋9月号の芥川賞90年企画「大好きなマイベスト」に川上弘美さん『蛇を踏む』の思い出を寄稿しています。 『蛇を踏む』から始まった芥川賞へのオブセッション(?)は、翌々年の平野啓一郎さん『日蝕』で更に深まることになります。 bunshun.jp/bungeishunju...

市川沙央 ICHIKAWA Saou (@ssaaoouu.bsky.social) 2025-08-09T14:07:08.574Z

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新潮9月号

新潮9月号は書評委員担当回が載っています。

 

 

書評内で右転回のきっかけとなった書籍/書き手は誰だクイズをしていますが、もすこしヒントを出しておきますと、ご本人は「保守」ではないのだが左派からは何故か無茶苦茶嫌われていたあの人ですよあの人。より正確にはそこからもう一ひねりした名前だけど……(もうわかっちゃうね!)

新潮9月号に「私の書棚の現在地」担当回が載っています。例によって自語り多め。ファーライトをガンギメていた若い頃の話から、極まらなくなってしまった契機について書いています。そんなもんですよ。そんなもんです。そんなもんなんじゃないかな。🙄 そんなもんだといいね^_^

市川沙央 ICHIKAWA Saou (@ssaaoouu.bsky.social) 2025-08-14T12:13:14.356Z

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また、来月号掲載予定だった連作「良心的兵役拒否」は体調不良のため一回お休みをいただきました。すみません。目下快復につとめ、猪苓湯を頑張って飲んでおります…。

市川沙央 ICHIKAWA Saou (@ssaaoouu.bsky.social) 2025-08-14T12:14:14.789Z

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顆粒だから飲みやすいけどね。